碧海の豊かな風土で可能性を育てる

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24.11.30

夢を信じ続ける力、自分の可能性を見失わない力、正しい生き方をし続ける力、手に入れるにはどれも容易でないが、手に入れば人は幸せになれるし、他人も幸せにできる。

iPS細胞の開発に成功した山中伸弥教授は、病気に苦しむ患者を救いたいという正義から行動を起こし、様々な挫折にも夢と自分を信じることで乗り越えてきたのだろう。正義の思いはぶれることなく実用化に向けて研究を加速していくと聞いた。

子どもの頃は、様々な夢をみて、自分が何者かになれると思っていた。そして、テレビや漫画では正義を純粋に愛した。

昔、友人から聞いた話である。小学4年の息子が学校で喧嘩をして顔にアザをつくって帰ってきた。喧嘩の理由を問いただすと、サンタクロースが原因だと言う。彼の息子は願いが伝わるのはサンタがいる証拠だと言い、周りの者はそれは親がしてくれるのだと言い、殴り合いの喧嘩になったそうだ。家に帰ってからも父親に「サンタはいるよね」と念押しをしたそうだ。少し困り顔でうれしそうに話してくれた友人のことを思い出す。我が家でもいつまで信じてもらえるかと考えたものだ。

子どもの頃は、良い子にしていれば小さな願い（夢）が叶った。今、夢見ることを忘れていないか。夢は諦めた時に夢で終わるが、挑戦し続ければいつか叶う。やはり、正しい夢とそれに向かう努力を見守るサンタはいると信ずる。