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27.7.1

「大相撲名古屋場所」が、今月12日から愛知県体育館で開催されます。もう4年前のことになりますが、大相撲は、八百長事件によって、3月場所がはじめての中止となり、その次の場所は、テレビ放送もされませんでした。
 それが現在、大相撲全体が活況を呈しているように思われます。特に女性人気の上昇が特徴的です。今年の1月には、本場所の全日が「満員御礼」となったそうです。白鵬・日馬富士・鶴竜の横綱トリオ、先場所優勝の照ノ富士はモンゴル出身です。日本人力士が活躍しなくても大相撲が盛り上がっていることは結構なことです。
 さて、相撲という競技は、素人の私から見てもかなりの練習(稽古)が必要になると思います。元大関の魁皇が今年4月の日本経済新聞に相撲の記事を書いています。相撲の世界のことを角界というようですが、角界に入った若者のうち、1年後には半分がいなくなるそうです。魁皇も入門半年後には、稽古が厳しくて部屋を「脱走」したそうです。「運良く」見つかって連れ戻されてから、「自分はこの世界で生きていくしかない」と覚悟を決め、練習に打ち込んだということでした。そのときのコメントです。「あれから稽古に打ち込み、力をつけることができた。もっとも一気に強くなったわけではない。地道に稽古を積んでいくうちに、まるで歯が立たなかった力士に、ある日、抵抗だけはできた。さらに鍛錬を重ねると、相手の息が上がるほど善戦できるようになった。こうやって少しずつ成長を実感した。」というものです。そして、魁皇はこの手応えが稽古への意欲をさらに高め、相撲を続けていく励みになったということでした。
 若者は成長します。大事なことは、その成長を実感できるかということです。成長を実感できれば、それは次へのステップの大きな意欲になるはずです。年度当初に本校の先生方には、生徒が自分の成長を実感できる教育活動や取組を行っていきましょうと話しました。生徒の皆さん、この碧南高校で日々鍛錬し、着実に成長していってください。


 






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